スカウト型採用とは?メリットや運用のコツを解説!新卒・中途別にツールも紹介

ビズリーチの登場により、日本で浸透し始めたスカウト型採用。ダイレクトリクルーティングとも呼ばれるこの採用手法は、現在の採用市場を語る上で欠かせないものとなっています。そこで今回は、スカウト型採用について紹介します。

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スカウト型採用とは?

スカウト型採用とは、企業側から求職者にアプローチすることで母集団形成を行っていく採用手法のことを指します。

スカウト型採用においては、ビズリーチなどのスカウトを主目的とした媒体を使うのがもっとも一般的ですが、SNSを利用して採用を行うソーシャルリクルーティングも、ダイレクトリクルーティングの一種です。

とはいえ、スカウト型採用をはじめて行う場合は、サービス提供会社からのサポートを受けられる、一般的なスカウト媒体を使って行うのがおすすめです。

▼スカウト型採用(ダイレクトリクルーティング)についてはこちらの記事でより詳しく紹介しています。ご興味があればご覧ください。

スカウト型採用のメリット

採用要件に合った人だけからの応募を集められる

求人広告やエージェントの場合は、要件を明記していたとしても十分に伝わらず、スキル不足の候補者からの応募がくる可能性もままあります。

一方、自社でレジュメを確認して選んだ人だけにアプローチするスカウト型採用では、自分たちで選んだ人だけから応募を集められるため、書類選考の段階で自社の要件に合わない人が応募してくることはグッと減ります。

そのため、自社に合わない人への対応の工数を削減でき、より本質的な業務に時間を使うことができるようになります。

金銭的コストを抑えられる

人材紹介を活用すると、採用した社員の年収の少なくとも3割ほどの成果報酬が必要になってきます。

難易度の高い職種の場合は、さらに高い料率での成果報酬が必要な場合も珍しくありません。

一方でスカウト型採用サービスの場合は、月額料金のみのサービスも多くあり、成果報酬が設定されていたとしても、人材紹介よりは低い料率を設定されていることが一般的です。

こうしたサービスの場合は、多く採用すればするほど人材紹介よりもコストを抑えられます。そのため、採用人数が多い企業ほどこのメリットを享受しやすいと言えます。

採用ノウハウを蓄積できる

スカウト型採用では、ターゲット設定から求人やスカウト文面の作成、候補者への魅力づけなどを自社で一貫して行わなくてはなりません。

そんなスカウト型採用に取り組むことで、候補者に対して刺さる自社の魅力や、魅力を伝えるための効果的な方法を知ることができます。これにより自社の採用力を高められるのです。

▼スカウト型採用(ダイレクトリクルーティング)のメリットは、こちらでも解説しています。

スカウト型採用のデメリット

工数がかかる

スカウト型採用を行うとなると、スカウトに紐付ける求人作成のほか、日々の対象者の選定にスカウト送信などの工程が発生し、求人広告や人材紹介に比べるとどうしても工数は大きくなってしまいます。

またスカウト型採用においては、「自分だけに送ってくれているんだ」と候補者が感じられるようなメッセージを送ることが求められます。ここにも工数がかかってきます。

もしこうした人的リソースの確保が難しい場合は、スカウト代行サービスを検討するのもひとつの手段です。

社内にノウハウがないと成功が難しい

スカウト型採用では、媒体が蓄積している膨大なデータベースのなかから自社のターゲットを探し、そしてその候補者に自社を魅力的に感じてもらうことが重要です。

こうした候補者を探したり魅力づけを行ったりするスキルが不足している場合、せっかくはじめたスカウト採用がうまくいかない危険性があります。

ノウハウがない場合は、スカウトに関する勉強会やセミナーに出席したり、他社の人事の知見を仰ぐなど、採用担当者自身の学びも必要になってきます。

スカウト型採用を成功させる3つのコツ

一人ひとりに合わせたメッセージを送る

スカウト型採用では、きちんと候補者のレジュメを読み込んだ上で、一人ひとりに向けてメッセージを送らなくてはなりません。

定型文のみのスカウトメッセージを送ってしまうと、自分に届いたスカウトだという実感が薄くなってしまい、候補者の意欲を高められなくなってしまうのです。

スカウトテンプレートなどを活用して効率化しつつ、きちんとパーソナライズされたメッセージを送りましょう。

▼スカウトテンプレートの管理ツールも提供しています。よろしければご活用ください。

面談からはじめる

スカウト型採用は、企業から候補者にアプローチするため、最初の段階では候補者は自社を熱烈に志望しているわけではありません。

そのため、最初から面接などのハードルの高いステップを案内すると、候補者が次のフェーズへ進むのを尻込みしてしまう危険性があります。

より多くの候補者との接点を持つためにも、「少し興味があるな」程度でも参加しやすい、カジュアル面談などのハードルの低いステップを用意するのがおすすめです。

効果検証や分析を行う

スカウト型採用の成功のためには返信率や内定率などを分析し、PDCAを回していくことが欠かせません。

採用目標を達成できていないなど、採用に課題を感じている場合は特に、こうした分析を利用しつつ問題が選考過程にあるのかスカウト段階にあるのかを特定し、改善を行っていく必要があります。

▼スカウトの効果分析に効果的な管理表も提供しています。よろしければご活用ください。

【中途採用向け】スカウト型採用サービス比較

ビズリーチ

画像は公式サイトより引用

ビズリーチは、スカウト型採用の先駆けとも言える国内最大級のスカウトサービスです。30代以上の中堅マネジメント層のほか、現在は若手も多く登録しています。

特にハイクラス層に強い媒体です。また、転職希望者に向けた有料プランも存在しており、転職熱度の高いユーザーにアプローチしやすいのも特徴のひとつです。

・会員数:227万人
・費用体系:スカウト通数に応じた利用料+成功報酬
・こんな会社におすすめ:ハイクラス層を採用したい企業

▼ビズリーチについてのサービス詳細、運用方法はこちら

YOUTRUST

画像は公式サイトより引用

YOUTRUSTは、友人または友人の友人とのつながりを通して、企業とつながるキャリアSNSです。最大の特徴はSNSであること。転職が主眼に置かれたほかのサービスと比べ、気軽に優秀な人材とつながることができます。

つながりをベースにしているためスカウト返信率が高いのが特徴ですが、その分ほかの媒体以上に候補者の経歴やパーソナリティを加味したスカウトが求められ、カスタマイズの難易度も上がります。

また、比較的新しいサービスのため、情報感度の高いアーリーアダプター層が多いのが特徴的です。

・会員数:16万人
・費用体系:月額制

こんな会社におすすめ:人柄を重視した採用活動を行いたい企業、情報感度の高い人に出会いたい企業

▼YOUTRUSTについてのサービス詳細、運用方法はこちら

LAPRAS SCOUT

画像は公式サイトより引用

LAPRAS SCOUTは、エンジニアに特化したスカウトサービスです。

技術情報共有サービスやSNSなどのオープンデータから自動生成した利用者のプロフィールをもとに、本人が入力した項目以外の候補者の情報を知った上でスカウト対象者を選ぶことができるため、より深く候補者を知った上でスカウトを送れるのが特徴です。

・会員数:55万人
・費用体系:月額制
・こんな会社におすすめ:より深く求職者を知った上でアプローチしたい企業

▼LAPRASについてのサービス詳細、運用方法はこちら

▼このほか、エンジニア採用に適した媒体はこちらでも紹介しています。

【新卒採用向け】スカウト型採用サービス比較

OfferBox

画像は公式サイトより引用

OfferBoxは、就活生の3人に1人が利用している、学生利用率No.1のサービスです。

人工知能によるアシストシステムや、採用決定までの工数を算出する「活動量シミュレーション」、適性検査機能など、スカウト送信に付随するさまざまな機能が充実しているのが特徴的です。

・会員数:23.7万人
・費用体系:成果報酬型or定額型
・こんな会社におすすめ:はじめてダイレクトリクルーティングに取り組む企業

キミスカ

キミスカは、導入社数3000社以上を誇る人気のスカウトサービス。企業の学生への興味に合わせて3段階のスカウトを用意。最上位のスカウトはエントリー数35%以上と、高い効果の期待できる媒体です。

また、登録者数はOfferBoxに比べて多くないですが、1企業あたりの学生数は200名越えとなっているため、多くの企業のなかで埋もれることなく、学生に興味を持ってもらいやすいサービスと言えるでしょう。

・会員数:10万人
・費用体系:月額制
・こんな会社におすすめ:ほかの新卒系媒体での効果に満足できなかった企業

LabBase

画像は公式サイトより引用

LabBaseは、理系学生に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。理系学生というと、研究室内での紹介で就職が決まることも多く、文系学生に比べて、そうした繋がりなしに採用するのが難しい状態でした。

そんな層への直接アプローチを可能にしたのがLabBaseです。平均して5人中2人から返信があるなど返信率が高いことと、AI人材の登録が多いことが特徴です。

・会員数:7万人以上
・費用体系:月額制
・こんな会社におすすめ:専門的な知見を持つ理系学生を採用したい企業

▼こちらの記事では、より多くのダイレクトリクルーティングツールの比較を行っています。ここに記載していない媒体の情報を知りたい方はぜひご覧ください。

スカウト型採用の成功事例

株式会社ギフティ

オンラインで手軽にeギフトを贈れるCtoCサービス「giftee®︎」をはじめ、eギフトの生成から流通・販売まで一気通貫で「eギフトプラットフォーム」を展開する、株式会社ギフティでは、カルチャーへの共感を軸にしたダイレクトリクルーティングを行っています。

こうした定性的な要素をレジュメで見極めるのは簡単ではありませんが、ビジョンやミッションを打ち出すことで、採用を成功させています。

▼株式会社ギフティの成功事例はこちら。

株式会社グロービス

企業研修サービスの提供やビジネススクールを運営するグロービスでは、ダイレクトリクルーティングでのエンジニア採用に力を入れています。

全体の人事ではなく、各部門が主体的に採用活動を行う同社では、採用データを積極的に収集し、PDCAを回して改善を重ねることで採用成功につなげています。

▼株式会社グロービスの成功事例はこちら。

おわりに

今回はスカウト型採用について紹介してきました。Core-scoutでは中途採用におけるスカウト代行を行っています。「スカウト型採用を行いたいものの工数が確保できず踏み切れない」とお悩みの方はもちろん、「スカウトがうまくいっていない」「工数やノウハウが足りていない」などの課題をお持ちの方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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-スカウト虎の巻