YOUTRUSTは優秀な人材とSNSを通じて出会える「キャリアSNS」です。スカウトではなくリファラルに重点が置かれており、日常的にSNSを利用する転職潜在層にもアプローチが可能です。最近では転職希望者だけではなく、副業で登録しているユーザーも増えています。
この記事では、ダイレクトリクルーティングサービス「core scout(コアスカウト)」が、実際に活用している経験をふまえ、YOUTRUSTの上手な活用法をご紹介します。
YOUTRUSTの特徴
運営:株式会社YOUTRUST
社員の友人の友人にアプローチできる
社員から友人のつながりだけではなく、その先の友人にまで繋がることができます。 チャット形式のカジュアルなUIなので気軽なアプローチが可能です。 面接の前の「カジュアル面談」にも誘いやすく、職経歴書だけでは分からないパーソナリティーを確認しやすい媒体といえるでしょう。
転職意欲、副業意欲を事前に確認できる
リアルタイムの「転職意欲」が4段階で表示され、心を動かすスカウトがしやすい仕組みになっています。すぐに転職をする意思のない人が情報収集を目的として使用することも多く、他の転職サイトにいない人材を発掘できるというメリットもあります。採⽤のためだけではなくイベントやセミナー告知もできるため、転職ニーズがまだ低い層とのよりカジュアルな出会いを誘発できます。
幅広い層が利用しており、副業からのスタートも可能
特定の職種や雇用形態に限定しないサービスのため、幅広い職種の方を検索・スカウトできます。今すぐ転職を考えていない優秀人材に対しては、副業や業務委託をオファーすることも可能。実際にYOUTRUSTのサイトには「副業から正社員採用」という事例も多く掲載されています。
スカウト返信率は40%超え
YOUTRUSTのスカウト返信率は40%を超えているといわれています(参考)。スカウトを友人の友人までしか送れないため、数を打つ必要がある媒体よりもピンポイントのアプローチが可能となり、返信率が上がっていると想定できます。
プロフィールに自分のSNSアカウントを掲載しているユーザーも多く、人柄などを確認しながらスカウトができることもマッチング率が高くなっている理由でしょう。
料金体系
成果報酬ではなく月額で費用が発生し、契約期間が長いほど料金が割安になる仕組みです。
プランは4種類で、採用ニーズや機能に合わせてライトプラン、スタンダードプラン、スタンダードplusプラン、プレミアムプランから選択します。プランに応じて専任チームの候補者のレコメンド、スカウトメッセージの添削、正社員化支援、リファレンス取得協力のサポートが受けられます。 料金の詳細は問い合わせが必要です。
登録者例
登録者の職種ではエンジニアが最も多く、
・企画職(PM)
・デザイナー
・事業開発
・営業
・マーケティング
・コーポレート
などほぼすべての職種のユーザーが利用しています。
公式サイトによると、起業や上場、CXOも経験者も多く、20代後半から30代の登録比率が高いとなっています。
利用企業例
スタートアップ企業やベンチャー企業の登録が多く、そのため企業規模や知名度に左右されずに結果が出せる可能性が高い媒体といえるでしょう。
YOUTRUSTを利用している有名企業例
・株式会社マネーフォワード
・Ubie株式会社
・stand.fm株式会社
・hey株式会社
・株式会社LayerX
・株式会社メルカリ
・合同会社DMM.com
YOUTRUSTの上手な活用方法
検索項目が少ないが、活用の工夫でマッチング率は上がる
YOUTRUSTは転職サービスではなくビジネスSNSのため、スカウト対象者の検索項⽬は他の媒体より簡易的という特徴があります。これはデメリットと捉えられることもありますが、前述の通りスカウト返信率は非常に高いため、送信数ではなくマッチング率を重視して工夫することで、結果につなげることをおすすめします。
【フリーワード検索】
【職種による検索条件】
【除外項目】
タレントプールとして有効活用する
データベースは友人の友人までと限定的なため、アプローチ先は決して多くはありません。導入後の初動では結果が出やすいものの、中長期的に見ると、転職ニーズ顕在層へのアプローチが終わった段階で結果は出にくくなる可能性が高いです。
そのため現状転職ニーズがない候補者も積極的に「気になるリスト」に入れておき、タレントプール形成という視点での活用がよさそうです。
タイミングを逃さずアプローチする
リストが作成できたら、転職意欲が変化したタイミングを逃さずアプローチをする方法をおすすめします。
意欲が変化したときにSlackに通知が届くような連携も可能です。個別リストごとに通知設定ができるので、とても便利です。
そっくり検索を使いこなす
そっくり検索とはリクルーターチームメンバーと友人の友人の範囲までの特定のユーザー名を入力し、そのユーザーと一定以上の類似度が認められるユーザーを表示できる検索機能です。自社にマッチする属性の候補者へのアプローチが効率化します。
比較的カジュアルなスカウト文面で成果を出す
母数を増やすには社内メンバーにYOUTRUSTを使ってもらうことが必須となります。その上で共通の友人や趣味、SNSから拾った情報などを拾い上げ、「あなたにだけ送っています」と分かる一文を記載したスカウト文面を作成しましょう。オリジナル感をアップさせることで、返信率は上がります。
【一例】
〇〇さんの▲▲やXXXXXのご経験を拝見し、弊社プロダクトデザイン責任者としてぜひお声がけしたく思い、ご連絡致しました。 <⇧その方の志向性や経験的に●●とどこがマッチしそうかを一文で記載> (共通の友人の〇〇さんとは▲▲で親しくさせていただいています!) <⇧共通の友人や、趣味、SNSから拾った情報などを一文記載しオリジナル感をアップ> |
YOUTRUSTのデメリット
大前提、SNS禁止の企業は利用ができない
規則上、企業名を出してのSNS利用が禁止されている企業ではYOUTRUSTは使えないことが多くあります。まずは確認が必要です。
求職者の年齢が分からない
登録時に年齢入力は不要なため、企業側は候補者の年齢を知ることができないというデメリットがあります。SNSの投稿内容からある程度の推測は可能ですが、正確な年齢は履歴書を受領するまで分からない点には注意が必要です。
採用担当者もYOUTRUSTで友人をつくる必要がある
採用担当者も写真やプロフィールを登録し、SNSとして積極利用しなくてはいけません。「友人の友人」に限定されたデータベースでは候補者検索の範囲が狭く、採用結果と媒体内での交友関係の広さは直結します。FacebookやTwitterのアカウントを持っているのならばぜひ連携して、申請を効率化しましょう。
スカウト代行を使ってみるなら
「core scout(コアスカウト)」では、戦略立案から実行支援、改善施策まで、エンジニア採用のプロにダイレクトリクルーティングの運用をお任せいただけます。
採用成功に向けた取り組みはもちろんのこと、スカウトメールの豊富なナレッジや、他社の事例も踏まえながら、適切にPDCAのサイクルを回し、お客様の採用競争力を高められるようご支援いたします。