Wantedly(ウォンテッドリー)

【企業向け】Wantedly(ウォンテッドリー)とは?効果的な使い方や特徴を解説

採用媒体として約43,000社以上が利用しているWantedly(ウォンテッドリー)。他の求人サイトやダイレクトリクルーティングとは異なる特徴を持っており、成果を出すにはコツが必要です。

Wantedly(ウォンテッドリー)にはどんな特徴があるのか、自社の採用で効果が出せるのか気になっている人事も多いでしょう。

この記事では、Wantedly(ウォンテッドリー)の特徴やメリット、採用のための効果的な使い方を詳しく解説します。最後には料金プランも掲載していますので導入を判断する際の参考にしてください。

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Wantedly(ウォンテッドリー)とは?

(画像は公式サイトより引用)

Wantedly(ウォンテッドリー)は、企業のミッションや価値観への「共感」でマッチングするプラットフォームサービスです。

ユーザー向けには、「運命のチームや仕事に出会えたり、人脈を広げ、ビジネスの情報収集に使えるビジネスSNS」というコンセプトで打ち出されており、転職意欲の低い転職潜在層も多く登録しています。

他の求人媒体と比較すると導入しやすい料金体系となっており、従業員数100名以下の中小企業やベンチャー、スタートアップを中心に多くの企業に利用されている媒体です。

Wantedly(ウォンテッドリー)の3つの特徴

1.「共感型採用」を重視したマッチングプラットフォーム

Wantedly(ウォンテッドリー)のもっとも大きな特徴は、「共感型採用」を重視していることです。

例えば企業の理念や文化、考え方に共感する求職者との出会いを大切にしているため、給与条件や働き方に関する記載は禁止されています。

Wantedly(ウォンテッドリー)の「共感型採用」で特に成果を感じられやすい企業は中小ベンチャー企業です。

採用に苦戦している中小ベンチャー企業の中には待遇面で大手企業に劣ってしまい、そもそも母集団を形成できないという課題も多くみられます。

またWantedly(ウォンテッドリー)は「カジュアル面談」の実施が前提となっています。ユーザー側がエントリーをする際には下記3つから選択でき、応募へのハードルも低く設計されているため、求職者に会いやすいのも特徴です。

  •  今すぐ一緒に働きたい
  • まずは話を聞きに行きたい 
  •  少しだけ興味があります 

「一緒に働く人」を重視している求職者は多いため、まずは顔を合わせて話すことで「人」の魅力を伝えるきっかけにもなります。

Wantedly(ウォンテッドリー)は会社の「理念」や「価値観」、そして「人」で勝負でき、待遇面での優位性を打ち出しづらい企業でも平等に求職者との接点を作れる媒体です。

2.若手のIT人材が350万人以上登録

Wantedly(ウォンテッドリー)は学生から社会人まで幅広く会員を抱えており、特に20〜30代の若い世代が7割を占めています。

ユーザーは350万人を突破し、登録しているユーザーはWeb産業の人材が多く、エンジニアやデザイナー、セールス、マーケティングの領域に強みを持っています。

(引用元:2023年8月期Q1決算説明資料

3.採用ブランディングに活用できる

Wantedly(ウォンテッドリー)は求人を出すだけではなく、会社の想いや文化をアピールするページや記事を掲載でき、採用ブランディングにも活用できます。

採用ブランディングとは、「この会社で働くことは魅力的だ」と思ってもらい、企業の認知度や求職者の入社意欲を高めるために情報発信を行う採用戦略です。

Wantedly(ウォンテッドリー)では「ストーリー」という記事発信の機能を利用し、企業理念やビジョン、理想の社員像、実際に働く社員の人柄、職場の雰囲気などを伝える記事を書き、採用体験に組み込んでいくのがおすすめです。

Wantedly(ウォンテッドリー)を採用に活用するメリット

採用のミスマッチを抑えられる

Wantedly(ウォンテッドリー)の大きな特徴である「共感型採用」により採用のミスマッチのリスクを抑えられます。

従業員の定着に課題がある企業は、採用時のミスマッチが原因になっていることも少なくありません。

エン・ジャパン株式会社の退職理由調査を見ると、上位にある退職理由には理念に共感し、文化や人を知った上で入社すれば防げたものも多くあります。

  • 人間関係が合わない
  • 会社の将来性に不安を感じた
  • 社風・風土が合わない

(参照:『エン転職』1万人アンケート(2022年10月)「本当の退職理由」実態調査

Wantedly(ウォンテッドリー)の応募者は自社の想いに共感した状態で応募してくれる場合が多いのが特徴です。またカジュアル面談などで「マッチするかどうか」を判断する過程を踏むことで、ミスマッチを抑えることができるのです。

採用コストを抑えられる

Wantedly(ウォンテッドリー)は、月額のプラン利用料のみで利用できます。他の採用手法によくある初期費用と成果報酬はなく、低料金で利用開始できます。

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利用中は新卒、中途、インターンとあらゆる採用に活用でき、求人を無制限に掲載できるのでコストパフォーマンスは非常に良いと言えるでしょう。

運用にかかる時間的なコストや手間はありますが、採用活動にかけられるお金が限られている状況でも活用しやすい媒体です。

スカウトの返信率が高く効果が出やすい

Wantedly(ウォンテッドリー)はスカウトの返信率が20%と非常に高いのもメリットの1つです。

プレミアムスカウトが付与されるプランで契約している企業はWantedly(ウォンテッドリー)内のユーザーの中から、要件にあった求職者にスカウトメッセージを送れます。

プレミアムスカウトの開封率は約80%、返信率は約20%と他の媒体と比較しても高い数値を叩き出しています。

自社の採用ノウハウの構築に役立つ

Wantedly(ウォンテッドリー)は採用ノウハウの構築にも役立ちます。

求人を掲載して待つだけでなく、「攻めの採用」の姿勢が重要になっている現在、自社で採用力を高めることは急務になっています。

例えば「攻めの採用」の代表的な手段であるダイレクトリクルーティングでは、ペルソナの設定からターゲットに合わせた求人票、スカウト文の作成、選考プロセス内での魅力づけなど、ノウハウが必要な業務ばかりです。

採用ノウハウを構築するにはやはりPDCAを回し、知見を溜めていくことが重要ですが、ここで役に立つのがWantedly(ウォンテッドリー)です。

Wantedly(ウォンテッドリー)では求人を無制限に掲載でき、編集も簡単なため、様々な訴求パターンの求人を作成し、どの訴求がターゲットに刺さるのかを検証する手段として最適なのです。

また詳細なアナリティクスを閲覧することもできます。下記のような情報を得られるので、自社に合った採用戦略の設計にも役立ちます。

(画像は公式メディアから引用)

▼Wantedlyのアナリティクス機能で確認できること
・求人やストーリーのPV数
・会社ページ閲覧 or 応募につながったCV数
・閲覧者の職種・年代
・流入経路
・応募者のストーリー閲覧履歴

Wantedly(ウォンテッドリー)のデメリット

運用に工数がかかる

Wantedly(ウォンテッドリー)は自社で求人やストーリー、スカウトなどを運用する必要があります。

特にストーリーについては、求職者は定期的な更新があり、積極的に情報を開示している企業に魅力を感じることも多く、常時運用するのが好ましいです。

またWantedly(ウォンテッドリー)は「カジュアル面談」を前提にライトな繋がりを作れるのが特徴の媒体であるため、繋がりを持ちたい候補者とは選考前にカジュアル面談を実施する必要があります。

カジュアル面談は現場のメンバーが担当することで魅力づけがしやすいこともあり、現場の工数も確保できるとなお良いでしょう。

魅力づけに努める必要がある

Wantedly(ウォンテッドリー)では「少しだけ興味があります」という応募方法があり、自社への志望度が高くない方の応募も多いです。

そうした候補者には面談や採用体験の中で魅力づけを行う必要があり、自社の「採用力」が問われます。

他社と比較しての魅力の整理や、そこで出た魅力の伝え方など、採用戦略および戦術を作りましょう。

Wantedly(ウォンテッドリー)の効果的な使い方

会社ページで自社の想いをアピール

フォーマットに画像、文章を入力すれば簡単に会社ページを作れます。Wantedly(ウォンテッドリー)の会社ページは検索で上位に表示されやすく、自社採用ページとしても活用できます。

ここではミッション・ビジョン・バリューや事業の魅力など、会社の想いや方針をわかりやすく伝えましょう。人や雰囲気が伝わる画像の選定も大切です。

また会社ページには「メンバー」という項目があり、求職者がよく見るポイントとなっています。

会社ページに社員のプロフィールを紐づけることで表示されるようになるため、積極的に協力を仰ぎ、多くのメンバーのプロフィールを揃えるのがおすすめです。

募集記事はターゲットを絞って刺さる訴求を

Wantedly(ウォンテッドリー)では募集記事での働き方や待遇に関する記載は禁止されています。

具体的な仕事内容や期待すること、仕事で得られるものなどを中心に記載しましょう。

また募集は利用期間中無制限に掲載できます。

同じポジションの職種であってもターゲットを複数用意し、それぞれに刺さる訴求で複数の募集を掲載するのがおすすめです。

ストーリー記事で働く人や社風を伝える

Wantedly(ウォンテッドリー)には「ストーリー」というブログ機能があります。

興味を持ってくれた方へ、自社の魅力を伝える記事を積極的に掲載し候補者のファン化につなげましょう。

採用ブランディングは長期的な取り組みが前提となりますので、まずは記事を上げ続けることが大切です。

ストーリーのテーマは以下を参考にしてください。

  • 社員インタビュー
  • 代表インタビュー
  • 社内イベントレポート
  • 事業紹介
  • オフィス紹介

こうした記事は候補者の「応募」フェーズだけでなく、選考中のエンゲージメント向上にも役立ちます。

候補者が知りたがっているであろう事柄について記載した記事を共有するなど、面談・面接の間にもアトラクトのチャンスを作るのがおすすめです。

スカウトは想いを込めてカスタマイズ

プレミアムスカウト付プランを契約の企業、もしくはオプションでスカウトを購入した企業はWantedly(ウォンテッドリー)に登録しているユーザーに「プレミアムスカウト」を送れます。

Wantedly(ウォンテッドリー)のプレミアムスカウトの閲覧率は約80%、返信率は20%と非常に高く効果が出やすいためぜひ活用してください。

求職者はたくさん届くスカウトにしっかり目を通した上で応募するか検討しています。その中で自社に興味を持って応募してもらえるよう、スカウト文面はカスタマイズして想いを伝えましょう。

特に、下記のような情報を盛り込むのがおすすめです。

  • 求職者の経験と自社の採用ポジションがマッチすると思った点
  • 求職者が今後の目標を叶えるために自社で提供できるメリット

▼スカウトのカスタマイズについては、こちらの記事でより詳しく紹介しています。

応援機能で広く届ける

Wantedly(ウォンテッドリー)には「応援」という機能があります。

「応援」は募集をFacebookまたはX(旧:Twitter)に拡散し、より多くの方に見てもらうための機能です。社員の協力を得て積極的に拡散しましょう。

Wantedly(ウォンテッドリー)の料金プラン

Wantedly(ウォンテッドリー)には月額4.5~20万円の3つのプランが用意されています。

採用にかけられるコストや送付したいスカウト数に応じてプランを選択しましょう。

金額の詳細はWantedly(ウォンテッドリー)にお問い合わせください。

▼Wantedly問い合わせページ
https://biz.wantedly.com/contact/form

ライトプラン

ライトプランは、プレミアムスカウトがついていないリーズナブルなプランです。はじめてWantedly(ウォンテッドリー)を使う企業におすすめです。

ライトプランでできることはこちら。

  • 募集記事、ストーリー記事の掲載無制限
  • 応募者とのやりとり
  • 最大15名が編集メンバーになれる(会社ページ、募集記事、ストーリー)

スタンダードプラン

スタンダードプランは、プレミアムスカウトも使えるプランです。付与される通数は多くないため、スカウトを送りたいポジションが少なく、まずは試してみたい企業様におすすめのプランです。

スタンダードプランでできることはこちら。

  • 募集記事、ストーリー記事の掲載無制限
  • 応募者とのやりとり
  • 最大30名が編集メンバーになれる(会社ページ、募集記事、ストーリー)
  • プレミアムスカウト付与(100通/6ヶ月)

プレミアムプラン

プレミアムプランは、管理画面にアクセス可能な人数は無制限、さらにプレミアムスカウトの通数も多いプランです。採用に関わるメンバーが多い企業、スカウト機能をフル活用したい企業におすすめのプランです。

プレミアムプランでできることはこちら。

  • 募集記事、ストーリー記事の掲載無制限
  • 応募者とのやりとり
  • 編集メンバー数無制限会社ページ、募集記事、ストーリー)
  • プレミアムスカウト付与(300通/6ヶ月)

Wantedly(ウォンテッドリー)で採用するならcore scout

Wantedly(ウォンテッドリー)は、他のダイレクトリクルーティングサービスと比較するとスカウトの効果が高く、積極的に運用すれば優秀な人材をコストを抑えて採用できる魅力的な媒体です。

一方で会社ページ、募集ページ、ストーリー、スカウトと機能が多く最大限活用するために工数がかかります。また募集やスカウトの訴求にはノウハウが求められます。

core scoutは、ダイレクトリクルーティングの運用代行を提供しています。Wantedly(ウォンテッドリー)での採用実績もございますので母集団形成に取り組みたい企業様はぜひご相談ください。

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