エンジニアを外注するメリットとデメリットは?相場や探し方も解説

エンジニアを外注したい場合は、メリットとデメリットをしっかり理解してから採用するようにしましょう。

正社員と違って採用しやすい、コストが削減しやすいといったメリットに目が向きがちですが、発注後のコミュニケーションコストを考慮していないなどリスクを知っておかないと失敗してしまう可能性もあります。

当記事ではエンジニアを外注するメリットとデメリット、発注する際の注意点、そして外注するエンジニアを探す時におすすめのサービスについて詳しく解説するので、エンジニアの外注における基礎知識をしっかり押さえていきましょう。

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エンジニアを外注する3つのメリット

エンジニアを外注することで得られるメリットは以下の3つです。

  1. コストの削減になる
  2. 社内のリソースに余裕が生まれる
  3. 正社員採用に比べて人手を確保しやすい

上記メリットの理由について、それぞれ解説していきます。

1.コストの削減になる

エンジニアを外注することで、コストを削減できるメリットがあります。なぜならプロジェクト単位など必要に応じて外注することができれば、正社員として雇うよりも人件費を大きく削減できるからです。

予算も柔軟に組みやすくなるためプロジェクトも立てやすくなり、必要な部分にしっかりコストをかけられるようになります。

2.社内のリソースに余裕が生まれる

エンジニアを外注すると、社内のリソースに余裕が生まれるメリットがあります。本来であればプロジェクトの推進に必要な社員の雇用とシステム開発をするための時間・工数が発生していたところ、その分のリソースを割かずに済むため別業務に割り当てることができます。

外部に依頼できるプロジェクトはどんどんお願いすることで、社員が本来やるべきことに集中でき、事業をより良く成長させることもできるでしょう。

3.正社員採用に比べて人手を確保しやすい

エンジニアを外注する場合、社員のような雇用関係は結ばず、仕事の成果物や役務に対して報酬を支払う「業務委託契約」などを結んで業務にあたります(厳密には業務委託契約のなかに請負契約・委任契約・準委任契約の3つがあります)。

いわゆる「副業」や「フリーランス」として働いているエンジニアに依頼することになるため、エンジニアの有効求人倍率が上昇している昨今では正社員として採用するよりも圧倒的に人手を確保しやすいでしょう。

実際LAPRAS株式会社による「副業に関する調査」では調査対象者(エンジニア407人)のうち、約55%が副業経験があると回答しており、副業をやる目的として回答割合が1番高かったのは「新しい経験やスキル習得のため」です。

積極的に副業を行う人材も増えつつあるため、外注した方が効率的にプロジェクトを進められる可能性は高いでしょう。

参考:PRTIMES掲載 LAPRAS株式会社「ITエンジニア407名の副業実態調査結果」

エンジニアを外注する3つのデメリット

エンジニアを外注するメリットの一方、もちろんデメリットもいくつかあります。外注することで発生しうる代表的なデメリットは以下の3つです。

  1. コミュニケーションコストが発生する
  2. 細かい業務プロセスを把握しづらい
  3. ナレッジが蓄積されない

事前にデメリットを把握しておけば対策を講じやすくなるため、それぞれ確認しておきましょう。

1.コミュニケーションコストが発生する

エンジニアを外注した際には、想像以上にコミュニケーションコストがかかることを想定しておくべきでしょう。

メンバーならなんとなく伝わることも、外注のエンジニアには伝わらない場合が多いです。

どんな価値を生み出すための会社で、どんな課題を解決するためのプロジェクトで、どんな風に進めていきたいのかなど、根幹部分から丁寧に情報共有とすり合わせを行い、同じゴールを目指せるよう具体的に伝えましょう。

また一度共有したら終わりではなく、プロジェクトの規模によっては定期的に進捗確認や改善案など、相談する機会を設けることも重要です。

2.細かい業務プロセスを把握しづらい

エンジニアを外注した場合、細かい業務プロセスを把握しづらいデメリットがあります。

実際の開発業務は外注したエンジニアにお任せすることになるため、大まかなスケジュールや進め方は把握できても、細かいプロセスまでは捉えきれない場合が多いです。

トラブルの火種を見つけづらいリスクもあるため、定期的にコミュニケーションを取るよう心がけましょう。

3.ナレッジが蓄積されない

エンジニアを外注すると、開発過程で得られたはずのナレッジが蓄積されにくいといったデメリットがあります。

密にコミュニケーションを取ることである程度のノウハウは得られるかもしれませんが、実際に開発を行っている人と行っていない人では、その差は歴然でしょう。

とくに「いずれは内製化していきたい」と考えている場合には、追々デメリットになる可能性もあるので頭に入れておくと良いです。

外注したエンジニアにプロジェクトを依頼する時の注意点

外注するエンジニアにプロジェクトを依頼する際は、3つの注意点を押さえるようにしましょう。

  1. プロジェクトのゴールをしっかりすり合わせる
  2. 密にコミュニケーションを取る
  3. 改善してほしい点は具体的に伝える

社内のメンバーであれば意図を汲み取ってくれることも、外注メンバーの場合はしっかり言語化しなければ伝わりません。プロジェクトを成功をさせるためにも「発注したら終わり」ではなく、一緒に働く仲間意識を持って進めていきましょう。

プロジェクトのゴールをしっかりすり合わせる

開発に取り掛かってもらう前に、必ずプロジェクトのゴールをすり合わせましょう。どんな課題を解決するための、どんなプロジェクトで、どんなゴールを目指しているのか。一連のプロジェクトの背景をしっかり伝え共通認識を持つことが重要です。

また事前に情報を伝えることによって、外注したエンジニア側から新たな提案が生まれ、より良い開発フローを組むことができたり、起こり得る可能性のあったトラブルを防げたりすることもあるので必ずすり合わせを行いましょう。

密にコミュニケーションを取る

プロジェクト期間中は、外注したエンジニアと密にコミュニケーションを取るよう心がけましょう。

エンジニアに丸投げして完成を待っている状態では失敗してしまうリスクが高まります。

とくに大型のプロジェクトの場合、コミュニケーションを怠っていたことで納期に遅れが生じた、意図がズレたまま開発が進んでしまった、修正のためさらに工数がかかるなど、あらゆるトラブルが生じてしまうことがあります。

定期的に進捗を共有し合う機会を設けるなど「外注者」=「一緒に働くパートナー」である意識を持って、密にコミュニケーションを取るようにしましょう。ただし「コミュニケーションを取ること」と「監視すること」は大きく異なるのでご注意を。

互いに気持ちよく仕事を進められるよう相手の立場を想像しながら行動していきましょう。

改善してほしい点は具体的に伝える

改善してほしい点がある場合には、具体的に伝えるようにしましょう。

相手が嫌な気持ちになってしまうかもしれない、関係性が壊れてしまうかもしれないと考え、なかなか言い出せない方もいるかもしれませんが「何が足りないのか、どう改善してほしいのか」は具体的に伝えることが大切です。

意外と、きちんと伝えたほうが相手にもメリットがある場合が多いので、丁寧な表現を選びつつも「はっきりと伝える勇気」を持ちましょう。

外注メンバーとのコミュニケーション方法に関しては、下記記事が参考になるので合わせて読んでみてください。

▼難易度の高い「非同期コミュニケ―ション」を円滑にする4つの工夫

エンジニアを外注する場合の費用の相場は?

エンジニアを外注した場合、費用相場はおおよそ以下の通りです。

<プログラマー>
40万円〜80万円程度

<システムエンジニア>
・初級レベル:80万円〜100万円程度
・中級レベル:100万円〜120万円程度
・上級レベル:120万円〜200万円程度

もちろん依頼するプロジェクトの内容や規模・納期などによって異なるため、一概には言えませんのでご注意を。またスキルの高い優秀なエンジニアは費用相場よりも金額が高いケースもあるので、頭に入れておきましょう。

エンジニアを外注する際におすすめのサービス5選

エンジニアを外注する時におすすめのサービスを5つ紹介していきます。

  1. YOUTRUST
  2. 複業クラウド
  3. テックダイレクト(旧コデアル)
  4. Offers
  5. クラウドワークス

それぞれ少しずつ特性が異なるので、自社に合ったサービスを選ぶようにしましょう。具体的な特性については次項から紹介していきます。

また外注サービスを活用したエンジニアの採用成功事例を読みたい方は、下記記事も一緒に読んでみてください。

▼【ノウハウ】複業型スカウトでエンジニア採用がうまくいった話(2ヶ月で返信率20%台→採用2名)

YOUTRUST

「YOUTRUST」は、信頼でつながり合える日本のキャリアSNSです。約20万人のユーザーが活用中で、副業を探している人やフリーランスとして活動しているエンジニアとつながりを持つことができます。

さらに「友達の友達」の範囲にスカウトメッセージを送れる仕様になっているため、エンジニア側も企業に信頼をおきやすく双方ともに安心してコミュニケーションできる点が特徴です。

あくまでも「キャリアSNS」というサービスだからこそ、カジュアルに話す場を設けやすい点も魅力的なので、プロジェクトに共感してくれるエンジニアと一緒に働ける可能性も高いでしょう。

YOUTRUSTの上手な運用方法に関しては、下記記事をご覧ください。

▼返信率40%超え!? YOUTRUSTの特徴&上手な使い方とは?【スカウトメディア徹底解説】

複業クラウド

「複業クラウド」は、成功報酬なしで優秀なフリーランス人材を採用できるプラットフォームです。経験年数3年以上の即戦力となる人材やマネジメント人材も多数登録しており、採用成功率は85%超という実績を誇っています。

データベース利用料の支払いのみで求人掲載〜マッチングまで最短即日で行えたり、スカウトも打ち放題だったりと、柔軟に動きやすい点が大きな魅力です。

テックダイレクト(旧コデアル)

「テックダイレクト」は、エンジニアを中心としたIT人材と業務委託でつながれるダイレクトマッチングサービスです。

約2万人以上の人材が登録しており、登録中エンジニアの73.1%が業務経験3年以上。即戦力として活躍してくれる人材に出会うことができます。また依頼したいプロジェクトのヒアリングから稼働開始まで、最短3日で人材の参画が可能というスピーディーさも特徴の一つです。

Offers

「Offers」は、ハイクラスのITエンジニアやデザイナー中心の副業・転職支援サービスです。登録者の4割以上が経験年数3年以上のハイクラス人材であり、最短4日のスピード採用ができる特徴があります。

また経験スキルや開発言語ベースでの検索機能やSNS連携による知人の知人が分かる機能があったり、スカウト時の自動リストアップ機能や推薦理由の自動生成機能があったりと、採用工数をかけずに運用できるシステムが揃っています。

登録ユーザーも2万人を突破しており、短期間でハイクラス人材を業務委託で採用したい場合には最適でしょう。

クラウドワークス

「クラウドワークス」は、日本最大級のクラウドソーシング(Webを介して業務を依頼するビジネス形態)です。

470万人以上のフリーランスが利用しており、企業と個人が直接つながってプロジェクト単位で仕事を発注することができます。

ただしクラウドワークスには、学生〜ハイクラス人材までかなり幅広い登録者がいるため、ポートフォリオなどをしっかり確認してプロジェクトや予算に見合った人材に依頼するようにしましょう。

フリーランスエンジニアや副業人材の採用ならcore scout

エンジニアを外注したい際には、ぜひ「core scout」にご相談ください。

ダイレクトリクルーティングの運用代行サービスである「core scout」では、フリーランスエンジニアの採用や副業として参画するエンジニアの採用支援も行っています。

外注する場合には、プロジェクトに合ったエンジニアを見つけるための知識や判断力が必要です。それらの知見を培うには一定の期間がかかりますが、「core scout」は現役のPMやVPoE、エンジニア採用担当者や転職支援実績が豊富な担当者など、エンジニア採用におけるプロがあなたの企業の採用をサポートします。

戦略立案〜実行支援〜改善施策まで、幅広く支援を行っているためエンジニアの外注をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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