オンラインでの情報収集が当たり前となった昨今。就職・転職活動においても、企業の評判や口コミを参考にする人は多いのではないでしょうか。
企業の口コミが見られるプラットフォームの一つに「OpenWorkリクルーティング」があります。
OpenWorkリクルーティングは、口コミを見られるだけでなく、ダイレクトリクルーティングサービスも提供しており、自社にマッチする人材を採用できると評判のサービスです。
この記事では、OpenWorkリクルーティングの特徴やメリット・デメリット、採用成功のポイントや事例をお伝えします。
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目次
OpenWorkリクルーティングとは
OpenWorkリクルーティングとは、オープンワーク社が運営するダイレクトリクルーティングサービスです。
オープンワーク社は転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」を運営しており、このサービスは会員数600万人、口コミ数1600万件と非常に大きなプラットフォームとなっています。
OpenWorkリクルーティングは「OpenWork」から派生したサービスで、「口コミを閲覧したい」ユーザーを取り込むことで独自のデータベースを構築しています。
OpenWorkリクルーティングの特徴
OpenWorkリクルーティングの特徴を3つご紹介します。
新卒から中途まで幅広く豊富なデータベース
600万人の会員を抱えるOpenWorkリクルーティングですが、新卒・中途にかかわらず幅広い会員を獲得しています。
特に新卒では就活生の2人に1人が登録しています。(https://www.OpenWork.co.jp/press/2023121301 )
会員の77%は20~30代と若く、また会員の過半数以上が現年収500万円を超えるハイクラス層です。
口コミの「OpenWork」からの流入が多く、他サービスは利用していない転職潜在層にも転職の検討タイミングからアプローチができます。
入社後のミスマッチを減らせる
OpenWorkの最大の特徴は、リアルな社員の口コミを閲覧できることです。
ユーザーは本音の口コミを見て応募を検討するため、転職・就職前後のギャップが生まれにくくなります。
オープンワーク社のプレスリリースによると、OpenWorkリクルーティング経由で採用が決まった方の約9割が「入社後ギャップがなかった」と答えています。
口コミを通じてリアルな情報を知ってもらうことで、採用のミスマッチを減らすことができる点が社員口コミサイトであるOpenWorkならではの特徴です。
スカウト通数は口コミにより変動する
OpenWorkリクルーティングは口コミの評価が高い企業をより優遇するシステムとなっています。
月末に口コミ評価を元に翌月に付与されるスカウト通数が決まります。
また口コミの評価スコアは応募やスカウトへの返信にも関わってくるため、OpenWorkリクルーティングで採用成功を目指す場合にはクチコミの評価スコアの向上に注力しなければなりません。
OpenWorkリクルーティングの利用料金
OpenWorkリクルーティングの利用料金は完全成功報酬です。
初期費用や月額利用料は無料で、求人掲載やスカウト送信を実施できます。
また成功報酬は一律で、中途は80万円、新卒は40万円です。
ただし、新卒採用においては成功報酬なしの掲載課金プランも用意されており、大量採用に活用したい企業にもおすすめです。
OpenWorkリクルーティングのメリット
OpenWorkリクルーティングのメリットは下記3点です。
コストを抑えられる
他のダイレクトリクルーティング媒体や、人材紹介を利用の成功報酬は年収の20〜35%程度の場合が多いです。
年収500万円の人を中途で採用した場合、成功報酬35%の人材紹介会社では175万円が費用となります。
一方でOpenWorkリクルーティングでは一律80万円ですので、かかるコストは半分以下です。
完全成功報酬でリスクを抑えて、安価に採用活動を行える点はOpenWorkリクルーティングの大きなメリットです。
ユーザーの動向がわかる
OpenWorkでは、自社ページに訪れたユーザーについて多くの情報を確認できます。
- 性別や年齢といったユーザーの属性
- 学歴や職歴
- 他に興味を持っている企業(フォローしている企業)
- 自社ページ閲覧数
特に、他に興味を持っている企業を閲覧できるサービスは珍しく、自社とよく比較されている企業の情報収集などに役立てられます。
選考プロセスの中では、比較されている企業との違いや自社の強みを伝えることで、求職者のアトラクとにも活用できるでしょう。
口コミを採用力や定着率向上に活用できる
OpenWorkに蓄積された口コミを活用し、採用力や定着率の向上に繋げることも可能です。
自社の口コミはもちろん、他社の口コミとも比較しながら、自社の強みと弱みを洗い出し、打ち出していくことができます。
また社員の本音を知ることで社内の改善にも役立てることができ、本質的な課題解決の一助となるでしょう。
近年は、会社の評判や口コミを重視する求職者も増えています。
それは、企業規模や知名度にかかわらず、口コミ評価が高いことで同等に戦うチャンスを得られることも意味します。
口コミ評価の向上に取り組み、社内外にアピールすることで、採用力や定着率の向上につながるのです。
OpenWorkリクルーティングのデメリット
OpenWorkリクルーティングのデメリットは2つです。
口コミが採用を左右する
OpenWorkでは、口コミの総合評価スコアが1点~5点で表示されます。
そのスコアが4点台の企業は2点台の企業と比べて、約2.2倍も応募率が高いとのデータがあります。(https://hrnote.jp/contents/b-contents-composition-vorkers-191011/ )
スカウトの返信率もやはり口コミ評価が関わってくるため、OpenWorkリクルーティングでは口コミ評価の高さが採用成功できるかどうかの大きな要因となっています。
現在口コミ評価が低い企業は、その改善から注力しなければ導入の効果は得づらいでしょう。
緊急度の高い採用に不向き
OpenWorkリクルーティングには、口コミを閲覧したいだけで登録した転職意欲が高くない会員が多くいます。
そのため継続的に掲載、アプローチを行い、ユーザーの転職意欲を高めるか、転職意欲が高まったタイミングで目に止めてもらう必要があります。
スカウトでのアプローチの際には、ユーザーが登録している転職希望時期を確認し、「機会があれば」または「考えていない」と回答している人へのスカウトを避けるなどの工夫によりカバーできる部分もありますので、自社の採用計画に合った活用方法を検討しましょう。
OpenWorkリクルーティングでの採用成功のポイント
OpenWorkリクルーティングでの採用成功のポイントを3つ解説します。
口コミの見直しや改善を行う
上述の通り、口コミの評価は採用成功を大きく左右します。
現在の口コミ評価に課題のある企業は、まずは口コミを分析し、社内改善に取り組みましょう。
社内改善は、OpenWorkリクルーティングでの採用成功だけでなく、エンゲージメントの向上、離職率低減、採用力向上と、メリットも多いため、ぜひこの機会に取り組むのがおすすめです。
その際にはOpenWorkの口コミを活用し、クリティカルな施策に取り組むことで効果的な社内改善に繋げられます。
自社の「魅力」を整理しアピールする
OpenWorkリクルーティングの自社ページには企業理念や制度などを口コミページと並列して載せられます。
こうした企業情報は多くの求職者が閲覧するため、自社の魅力や強みをアピールする内容で訴求しましょう。
また回答日から1年以内の口コミで、アピールにつながるものは「Pick up 社員クチコミ」に設定できますのでぜひ活用してください。
媒体上の情報の整備は求職者への印象も左右するためしっかり行いましょう。
継続的にアプローチする
OpenWorkリクルーティングには転職潜在層も多くいるため、継続的なアプローチを設計する必要があります。
例えばスカウトを送付する際には「まずは情報交換から」とハードルを低く設定したり、そのタイミングで応募意思が取れなかったユーザーとも継続的にコミュニケーションを取るなどの方法があります。
長期的かつ丁寧なコミュニケーションで粘り強くアピールするのが成功のポイントです。
OpenWorkリクルーティングでの採用成功事例
アドビ株式会社
アドビ株式会社ではOpenWorkリクルーティングを活用し、3ヶ月で3名の内定に成功しました。
求職者のプロフィールが詳細に記載されていることや、多くの求職者が口コミを読んだ上で応募することからミスマッチが抑えられ、辞退率も低いと感じているそうです。
また「口コミを今後の組織のカルチャー形成に役立てていきたい」とも考えているそう。
「組織をもっと良くしたい」とお考えの企業にはぴったりなサービスではないでしょうか。
参照:https://www.OpenWork.jp/recruiting/case/3
Sansan株式会社
Sansan株式会社ではOpenWorkリクルーティングを活用し、3年間で9名の採用に成功しました。内定数ではさらに実績があるとのことです。
リクルーターのリソースが限られている中で、手厚いサポートの力も借りながら着実に採用に成功している点から、工数に不安がある企業にもおすすめと言えます。
さらに「競合他社と比較した上で、自社ならではの強みが浮き彫りになりやすく選んでもらいやすい」というメリットも感じているそうです。
多くの求職者は口コミを含め、企業の情報を収集し、比較検討を行うため「魅力の整理と訴求」は重要だと言えます。
参照:https://www.OpenWork.jp/recruiting/case/13
ビジネスエンジニアリング株式会社
ビジネスエンジニアリング株式会社は、OpenWorkリクルーティングを活用し、約2年で3名の入社に成功しました。
本当に自社にマッチする人材を泥臭く探していきたいと考えており、転職活動を本格的に開始していない潜在層へのアプローチもできる点にメリットを感じているそうです。
選考期間中も時間をかけて丁寧なコミュニケーションをとっているそうで、やはり採用成功には「継続的なアプローチ」が大切といえるでしょう。
参照:https://www.OpenWork.jp/recruiting/case/6
エンジニア採用にお困りの採用担当者へ
求職者一人ひとりに合わせたスカウト運用が重要になる「OpenWorkリクルーティング」の導入にあたり、ノウハウがなく不安な採用担当者もいるのではないでしょうか。
そんな時には、ぜひ実績豊富な「core scout(コア スカウト)」に運用をお任せください。
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