採用代行(RPO)とは?利用するメリットや依頼先選びのコツを紹介

「社内のリソースが足りず、十分に採用活動が行えていない」、「採用活動がなぜかうまくいかない……」こんな悩みを解決に導けるのが採用代行(RPO)です。

しかし、依頼がはじめての場合、企業選びや任せる業務の選定など、迷いも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、採用代行のメリットや依頼先選びのコツ、採用代行に任せられる業務を紹介します。

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採用代行(RPO)とは?

採用代行とは、その名の通り採用活動を代行することです。

また、採用代行を行う業者を指すこともあります。英語圏では「Recruitment Process Outsourcing(リクルートメント・プロセス・アウトソーシング)」の略であるRPOと呼ばれており、日本でもこの言葉が使われることも多いです。

少子化や労働人口の減少、採用手法の多様化に伴って、近年採用業務の重みは増す一方。そんななかで、関心が高まっているサービスでもあります。

違法ではないのか?

採用代行の利用に際して、法的に問題ないのかと不安を感じる人もいると聞きます。

「職業安定法 第三十六条」によると、採用代行の利用において「労働者の募集」に代行業者に関わってもらう場合は、依頼する企業と採用代行を行う事業者の双方が、厚生労働大臣が定める基準を見たしており、かつ届出をしておく必要があります。

(委託募集) 第三十六条 労働者を雇用しようとする者が、その被用者以外の者をして報酬を与えて労働者の募集に従事させようとするときは、厚生労働大臣の許可を受けなければならない。 

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000141#Mp-At_36

許可を得ていない場合は違法となってしまうため、業者選定の際には、依頼しようとする業者がきちんと許可を得ているのかを確認しておくことが重要です。

とはいえ、一般的な会社であればこの点はあまり深く心配する必要はないでしょう。

しかしフリーランスに依頼する場合は、許可を得ているのかきちんと確認しておくのがベターです。

また、職業安定法で許可を得るよう定められているのは、「労働者の募集」に代行業者が関わる場合のみです。

募集や選考は自社で行い、採用試験問題の作成や採用ブログのための社員インタビューなどを委託する場合は、許可がない事業者でも問題ありません。

採用代行に依頼できる5つの業務

求人媒体の選定・運用

ダイレクトリクルーティングツールや求人媒体の運用はもちろん、その前段階である媒体選定から依頼することも可能です。

求人媒体によっては、定期的に求人を更新する必要があるものもあるので、こうした業務を依頼することで、業務負荷をグッと抑えることができるでしょう。

候補者の対応

応募者やカジュアル面談を実施した候補者などとのやり取りも依頼できます。

日程調整や選考結果の通知、面接日のリマインドなどは、一つひとつは比較的小さい工数であるものの、思いのほか採用担当者のリソースを圧迫している場合もあります。

改めてどのくらい工数がかかっているのかを振り返り、大きいようであれば代行に委託するのも一手です。

エージェント対応

採用活動において、エージェントとの関係構築は極めて重要です。一方で、エージェントとのやり取りは煩雑なのも事実。

取引企業が多い場合はなおさらでしょう。採用代行には、エージェント対応の依頼も可能です。

エージェントからの推薦に対する対応や新規求人の通知はもちろん、エージェント向けの説明会なども依頼できることもあります。

採用広報

近年、採用のスタンダードとなりつつある採用広報。効果も大きいですが、継続的な取り組みが欠かせず、かつ工数が小さくないという面もあります。

こうした工数の問題で取り組みたいのに取り組めていない場合は、社員インタビューや採用のためのSNS運用などを代行業者に依頼することが可能です。

採用戦略の立案

採用コンサル的な要素の強い採用代行業者の場合、ペルソナ設計や採用コンセプトの策定などの上流工程からサポートしてもらうことも可能です。

特に採用ノウハウがあまり蓄積されていない企業が利用するのにおすすめの代行メニューです。

採用代行のメリット3つ

1.自社でやるべき業務に集中できる

採用代行によって、これまでかかっていた工数を大幅に削減することができます。業務が多いと、目の前のタスクに捉われてしまって本質的な課題に対応できない場合があります。

採用代行を利用して人事担当の負荷を減らすことで、採用以外の組織課題や採用戦略の練り直しなどの、自社が今取り組むべき業務に時間を当てることが可能になるでしょう。

2.自社にないノウハウを取り入れられる

採用コンサル要素の強い採用代行業者に依頼する場合に、特に享受しやすいメリットです。採用戦略設計などをともに行い伴走してもらうことで、彼らの持つノウハウを学ぶことができます。

ただ、丸投げしてしまってはこのメリットは得られません。ノウハウを得たいのであれば、すべてを採用代行業者に任せきるのではなく、自分たちのサポート的な立ち位置で入ってもらうことが必要です。

3.採用のスピードや質を上げられる

やりたいことがあるのにリソースが足りていない場合は、採用代行を利用することで手軽にリソースを増やすことができ、それにより採用活動のスピードを加速させることができます。

また、人手が足りていないと候補者への連絡が遅れてしまうことや、最悪の場合は忘れてしまうことも起きてきます。

その結果、候補者体験が悪くなってしまって自社の魅力度が損なわれてしまうことに。

採用代行に候補者対応を依頼すればこのようなことは防止できますし、候補者対応は自社で行う場合でも、別の業務の工数が削減されることでリソースに余裕が生まれ、候補者対応の質を高めることができます。

採用代行のデメリット2つ

1.自社でノウハウを蓄積しづらくなる

採用代行を利用することで、彼らのノウハウを取り入れられるというメリットもあります

が、それは採用代行業者に任せきりにせず、自社側でも積極的に採用活動に携わった場合のこと。

ノウハウが足りないからといって採用代行を利用して丸投げしていては、いつまでも社内にノウハウを蓄積できません。

すでに一定のノウハウが蓄積されている場合は問題ありませんが、ノウハウがない場合は、採用代行はサポート的な位置付けで利用し、自分たちでも採用活動に取り組んでいくのが望ましいでしょう。

2.情報漏洩のリスクがある

採用活動においては、候補者の個人情報や自社の重要な情報などを扱うこととなります。そうした機密情報の漏洩がないよう、秘密保持契約を結んだり、信頼のおける代行事業者を使ったりと、あらかじめ対策を講じておくのがベターです。

代行会社の選定ポイント

自社が任せたい業務と目指す姿を棚卸しする

採用代行業者のなかでも、強みとする領域はさまざま。自社が任せたいのはスカウトなのか、採用広報なのか、採用戦略設計なのかなど、まず何を任せたいのかをすべて洗い出しましょう。

複数任せたいことがある場合は、もっとも重視する業務を軸に選定するのがおすすめです。

また、任せたい業務だけでなく、採用代行を利用することで実現したい姿も明確にしておきましょう。そしてそれを最も叶えてくれそうな業者を選ぶことで、より満足度の高い採用代行サービスを受けることができます。

実績を確認する

業者によって、強みのある業界や職種は千差万別です。

自社と似た企業での実績がないからといってうまくいかないとは限りませんが、成功可能性を高めるためにも、自社と同じ業界や規模の会社での実績があるか確認しておく方がよいでしょう。

担当者との相性を確認する

採用代行では、担当者とのやりとりが頻繁に発生します。密な関係性が築けないと、連携ができずに採用がうまくいかない危険性が出てきます。

できれば、どんな小さなことでも気軽に共有できるような関係性がベスト。やり取りのしやすさはもちろん、性格が合いそうかなども確認しておくと、サービスを気持ちよく受けられる確率が高まります。

採用代行サービス比較

core scout

core scoutは、エンジニアやPdM、CTOなどIT系人材の採用に強みを持つスカウト専門の代行サービスです。スカウトするべき人材の選定からスカウト文面の作成、実際の送信など、スカウトに関するありとあらゆることを依頼できます。

IT系職種の採用活動を行っていて、スカウト業務のみを代行したい企業におすすめのサービスです。

▼core scoutの詳細はこちら
https://core-scout.com/

CASTER BIZ Recruiting

CASTER BIZ recruitingは、採用戦略立案からダイレクトリクルーティングに採用広報、応募者の対応まで幅広く依頼できるサービスです。

別サービスとはなりますが、採用のほかにも、労務や経理も任せることができます。

まだ任せたい業務が定まっておらず何を任せるかから相談したい場合や、採用以外の業務も依頼したい場合におすすめのサービスです。

ポテンシャライト

ポテンシャライトでは、ベンチャー・スタートアップ企業を中心に、エンジニア採用における採用ブランディングに特に強みを持った採用代行業を行っています。

また、採用にとどまらず、スタートアップにおける人事制度や福利厚生などの設計支援も行っています。

まだ専任の人事がいないスタートアップや、採用ブランディングを強化したいIT系企業におすすめのサービスと言えるでしょう。

さいごに

今回は、採用代行について紹介しました。

採用業務の負荷が増す現代において、うまく採用代行を活用することは、より質の高く候補者体験の良い採用活動を行うためにも重要です。

core scoutでは、IT系職種を中心としたダイレクトリクルーティング支援に特化した採用代行サービスを提供しています。「リソースが足りずにスカウトに手が回っていない」、「スカウトがうまく行かずに採用につながらない」などのお悩みを抱えている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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