【企業向け】paizaとは?使い方や料金、特徴とポイントを解説

エンジニア向けのサービスを多数展開している「paiza」。エンジニア採用にお困りの採用担当者の中には耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エンジニア採用に特化したダイレクトリクルーティングサービス「paiza」の特徴や料金、メリットデメリット、そして採用成功に向けた使い方を解説いたします。

この記事を読むことで自社でpaizaを活用できるかイメージできます。導入するか悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

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paizaとは

paizaとは、「IT/Webエンジニア専門の総合求職サイト」です。

paizaの最大の特徴はエンジニアのスキルが可視化されているところになります。

登録するエンジニアはプログラミングのスキルチェックを受検し、ランク付けされています。

これにより企業はレジュメからは読みづらいエンジニアの「スキル」が判断しやすくなり、最適なアプローチができるようになるのです。

paizaは下記のようなサービスを展開しています。

  • paiza転職:エンジニアと企業をプログラミングのスキルレベルでマッチングする転職サービス
  • paiza新卒:エンジニアを志望する学生向けの就職支援サービス
  • EN:TRY:エンジニアとしてスキルアップを目指す若手人材向けの転職サービス
  • paizaラーニング:エンジニアの転職・就職に役立つ知識やプログラミングスキルを学べる学習コンテンツ

本記事では、エンジニアの中途採用にダイレクトリクルーティングサービスとしてよく利用される「paiza転職」について、機能や使い方を詳しく解説していきます。

paizaの特徴

paizaの特徴は下記の5つです。

エンジニア採用に特化したサービス

画像は公式サイトより引用

「paiza転職」の登録者数は、2023年7月時点で約63万人(※転職対象会員数)となっています。Web開発(フロント・サーバ)が中心ですが、エンジニア職種以外にも、エンジニアの素養があるマネジメント職など、さまざまな人材が登録しています。

エンジニアに特化したデータベースとしては国内最大級の会員数を誇ります。

後述するエンジニアのスキルチェックや、設定可能な経験言語の幅広さなど、エンジニア採用に活用できる機能が充実しておりエンジニア採用にお困りの企業にはおすすめです。

スキルチェックでミスマッチを低減

画像は公式サイトより引用

paiza転職には、プログラミングの問題がCランクからSランクまで用意されています。

求職者はスキルチェックを受検し、スキルが可視化されています。

採用活動を行う際は、求人票に求めるランクを設定できます。

これによりそれに満たない求職者からの応募は入らないようになるため,ミスマッチの低減につながります。

多様なアプローチ方法

paizaには、アプローチ方法が多数あります。

気になる

企業から求職者へ、興味があることを伝えられる機能です。自社のターゲットに少しでも可能性がある方に幅広く配信するのがおすすめです。

こちらはpaizaに配信代行も依頼可能です。

この場合は月に1000通まで、求人票の応募要件(ランク、年齢、必須要件)を満たす求職者へ配信されます。

条件マッチスカウト

自社が求める要件を満たした方に送信します。

あらかじめ設定した検索軸に当てはまる方に自動で送信してくれるので工数がかかりません。

まずは設定するのがおすすめです。

ゴールデンスカウト

レジュメを見て「ぜひ会いたい」と思った方に送信する特別なスカウトです。

1人1人に合わせて文面をカスタマイズすることでより求職者に応募してもらえる確率が上がります。

プラチナスカウト

求人に「気になる」をくれた求職者に対して、「ぜひ会いたい」と思った場合に送信できるスカウトメールです。

すでに求人に興味を持っている求職者にアプローチするため反応率が良いのが特徴です。

「気になる」の通知が届いたらレジュメを見て、ターゲットになりそうな場合は早めにアプローチをするのがおすすめです。

転職潜在層が多い

paizaは他の転職媒体を使用していない転職潜在層となるエンジニアがpaizaの登録者の80%を占めています。

これはpaizaがラーニングやスキルチェックのサービスを展開しているためです。腕試しにスキルチェックを受けてみたい、というような求職者が多数いるため他の媒体にはいないエンジニア会員の獲得に成功しているのです。

成功報酬型の料金形態

画像は公式サイトより引用

paizaは初期費用や掲載費用が一切掛からず、成果報酬のみとなります。

成果報酬はオファー年収額の25%〜と設定されています。

この割合は内定者のランクによって変動するため、30%程度を見込んでおくと良いでしょう。

paizaのメリット

paizaのメリットは以下の4つです。

コストのリスクを抑えられる

完全成果報酬型のため採用するまでは費用がかかりません。

他のダイレクトリクルーティング媒体では「システム利用料+成果報酬」の料金形態のものが多いです。

この場合、システム利用料は採用ができなくても発生するのでリスクとなります。

またエンジニア採用は強い売り手市場が続いているため、求める人材を採用できるまで時間がかかることもあります。

そうした場合に月間や年間での利用料は大きなコストとなってしまう可能性があるため、ランニングコストがかからないのはメリットです。

他の媒体にいない人材にアプローチ可能

paizaはラーニングやスキルチェックなど、転職以外にもエンジニア向けのサービスを展開しています。

これにより独自のデータベースを形成しているため、他の媒体にはいないエンジニアが多く登録しています。

エンジニア採用におすすめの媒体はいくつかありますが、paizaはそうしたところと並行して利用するのもおすすめのサービスです。

カスタマーサクセスのサポートが手厚い

paizaでは企業ごとに担当のカスタマーサクセスがつきます。

カスタマーサクセスは毎月定例のMTGを実施し、求人やスカウトの効果の振り返りや、採用成功に向けての改善などを伴走支援してくれます。

また、選考中には候補者の他社の選考状況等を共有してくれるなどエージェントのような動きもしてくれます。

母集団の形成に悩んでいる時、またぜひ欲しい人材に出会った時など、カスタマーサクセスの担当者と密に連携を取りながら進めていけるのでぜひ頼りましょう。

候補者からのフィードバックを得られる

paizaには求職者が面接後にフィードバックを記入できる機能があります。

エージェント経由での紹介であれば、率直な所感をエージェントが共有してくれることが多いですが、ダイレクトリクルーティングとしては他にはあまりない機能です。

paizaのデメリット

paizaのデメリットは以下の4つが挙げられます。

スキルランクは意味がないこともある

paiza最大の特徴であるスキルチェック。こちらはあくまで「ある言語の、コーディングのスキル」を測るテストとなっているため、求めるスキルによってはあまり意味がないこともあります。

実際に「アジャイル開発の組織でスキルの高いフルスタックエンジニアを採用したい」という状況では、Sランクの方であっても「自社では活躍できない」と判断したこともあります。

アジャイルでは「不確実性の中でアウトプットしながら作り上げていく」能力が求められたり、フルスタックエンジニアには言語や領域に縛られず柔軟なスキルのキャッチアップ力が求められます。

こうした場面では、ランクの高さは当てにならなかったのです。

ユニークな仕様のため慣れるまで運用が難しい

こちらはpaizaならではの特徴が起因していますが、多数のサービスや多数のアプローチ方法を備えているため、管理画面が複雑な設計になっています。

慣れれば特に問題ないのですが、システム利用に慣れていない方だと難しく感じるかもしれません。

また求人票の仕様も少し複雑です。求人票にはランク、年齢、国籍などを設定します。

その設定から外れた求職者にはスカウトを送付できない、などの制限がありますが、求職者自体は画面上に出てくるため「なぜかスカウトが打てない」というような状況が発生するのです。

求人票上の設定は少し広めにするのも良いかもしれません。

長期的な関係構築が必要

メリットの裏返しになりますが、転職潜在層が多いため求職者との長期的な関係構築が必要です。

paizaの登録者の80%が転職潜在層のため、企業側は「いつか転職意欲が上がった時のために積極的にアプローチして覚えてもらう」というような使い方になるイメージです。

そのため、緊急度の高い採用活動時の活用には向いていません。

ただし他では出会えない人材に出会えるチャンスがあるのは事実のため、他の手法や媒体を組み合わせて継続的に運用するのがpaizaのおすすめの活用方法です。

データのレポーティング機能がない

paizaではスカウトの送付数、既読率、返信率などのデータを企業側では見ることができません。

カスタマーサクセスとのMTGの際にはそうしたデータをまとめて報告してくれるのですが、詳細なデータ分析はできません。

文面や求人票の改善をするにあたってはそうしたデータで変化を見ていかなければなりませんが、それがしづらいのがデメリットとなります。

paizaの使い方

paizaでエンジニアを採用するために効果的な使い方をお伝えします。

採用戦略MTGを実施する

はじめにpaizaのカスタマーサクセス担当と採用戦略MTGを実施します。

ここには採用担当はもちろんですが、エンジニアメンバーも出席するのがおすすめです。

これから伴走支援をしてくれるカスタマーサクセスに自社の開発や開発組織について情報を詳細に共有できるのが望ましいです。

技術的な話はエンジニアではない採用担当にとっては難しい部分もあるため、ぜひ現場を巻き込んで進めていきましょう。

会社情報・求人票を作成する

MTG実施後は会社情報と求人票を作成します。

会社情報は非常に詳細に聞かれますが、求職者は意外とよく見ているポイントとなりますので充実させるのがおすすめです。

求人票も作成します。スカウトなどで求職者が求人票を見る際は、画像が大きく目に入る仕様になっています。

そのため、設定する画像はエンジニアにとって印象の良いものを選定しましょう。

エンジニアにウケる画像の特徴には以下のようなものがあります。

  • 歯が見える笑顔の写真
  • カジュアルな服装の写真
  • オフィスの雰囲気がわかる写真
  • デスクやPCなど開発環境がわかる写真

「気になる」と3種類のスカウトを活用する

paizaには以下4つのアプローチ方法があります。

  • 気になる
  • 条件マッチスカウト
  • ゴールデンスカウト
  • プラチナスカウト

これらを駆使して応募を集めましょう。

おすすめの運用方法は、「気になる」や「条件マッチスカウト」を幅広く配信し、求職者からの気になるを集めることです。

求職者からの気になるをもらったら、レジュメを確認し、問題なければ「プラチナスカウト」でアプローチします。

こうすることでスカウト送付の工数を抑えられます。

また転職潜在層が多いpaizaでは、「再送」も効果的です。

一定の期間が空けば気になるやスカウトは再送できるようになるため継続的に運用し、アプローチしましょう。

実際に3ヶ月ほど前から気になるやスカウトなど様々な手段で合計10回ほどアプローチをしたのち、エントリーに繋がったこともあります。

スピーディーかつ丁寧なオペレーションを心がける

エンジニア採用成功に向けて非常に重要なポイントが「スピーディーかつ丁寧なオペレーション」です。

転職活動時には数社の選考が同時並行で行われているのが一般的です。

特にエンジニアは売り手市場のため、他社も積極的にアプローチしています。

採用可能性のありそうな候補者の応募があった際にはスピーディーに対応することで他社負けを防ぎましょう。

またpaizaでは面接後に求職者、企業ともに相手のフィードバックを送信できます。

記載が任意の項目もありますが、丁寧な記載は求職者への魅力づけに繋がります。

企業からのフィードバックについては、paiza事務局が少し整えて求職者に送信してくれます。

忙しく工数がかけられない場合でも、面接時のメモなどをある程度で良いので記載し伝えるようにしましょう。

エンジニア採用にお困りの採用担当者へ

機能豊富な「paiza」の導入にあたり、使いこなせるか不安な採用担当者もいるのではないでしょうか。

そんな時には、ぜひ実績豊富な「core scout(コア スカウト)」に運用をお任せください。

「core scout」は、エンジニア採用に特化したダイレクトソーシング代行サービスです。

あなたの企業専門チームを組成し、戦略立案から実行支援〜改善施策までエンジニア採用のプロがしっかり支援していきます。現在では、ありがたいことに多数の企業さまから感謝の声をいただいており、「採用実績 平均200%増」も達成しています。

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