スカウトを通じた採用成功のために。core scoutが取り組んでいること

はじめまして。シンギョク執行役員の山田です。
今後このnoteで登場する機会もあるかと思いますので、まずは簡単に自己紹介させてください。

自己紹介

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新卒でパーソルキャリアに入社し、不動産・建設業界を中心に人材紹介の法人営業を担当しました。その後、2018年11月に共感採用という新しい採用の在り方を提起するHR TechのWantedlyに中途入社し、IT業界の顧客を中心にセールス、カスタマーサクセス、イベント運営等に従事。
そして2022年3月より当社に執行役員として参画し、core scoutの運営面全般を担当しているというキャリアです。

シンギョクに参画したのは、代表の花房から「副業で手伝ってほしい」と声をかけてもらったことがきっかけです。

花房とはパーソルキャリア在籍時に出会いました。当時新卒入社したばかりで右も左も分からなかった私を、メンターとしてとても丁寧にサポートしてくれました。何となくウマが合っていたこともあり、お互い退職した後も飲みやサウナに行くなどしていました。
私は「何をするか」以上に「誰と働くか」を重視するタイプなので、詳しい話を聞く前から「やります!」と二つ返事で承諾した記憶があります。

core scoutで実現したいこと

現在、当社はcore scoutというスカウト代行サービスを運営しており、私は受注後の運用全般を担っています。試行錯誤の連続ですが、おかげさまで良いお客さまに恵まれ充実した日々を送っています。

サービスを通して実現したいことは、企業にとって「将来活躍する(中核となる)人をスカウトする」、個人にとって「マッチした(本質的な)スカウトが届く」という企業・個人共にWin-Winとなる環境を作ることです。

この「中核」や「本質的な」という言葉が、core scoutと名付けた理由でもあります。そして、スカウトを通してお互いが幸せになるようなマッチングを実現し、採用実績の創出を目指していきたいと思っています。

一般的に採用業務は定量化しにくく、具体的にどのアクションをどのくらい起こせば成果に繋がるのか測りづらい場合が多いです。これはパーソルキャリアやWantedlyにいるときから思っていたことですが、事業活動の中でも特に採用(広く人事)は「何となく」がまかり通る領域だと思っています。

「結果が出るかどうか分からないけど何となくやってみよう」、「成果が出ているのか分からないけど、何となく続けてみよう」など、正しく現状を分析できないまま終わりの見えない行動をし続けていることが多いのではないでしょうか(もちろん、採用は言語化できない素晴らしい出会いのある領域であることも理解しています)。

そんな中で唯一、スカウトは行動から結果をほぼ全て定量で見ることができ、状況の把握や改善に繋げることが比較的容易に実現できます。スカウトを利用したからといって100%採用実績が出せるという保証はありませんが、何となくの内容で語られることの多い採用業務を定量で俯瞰できるという点でも意義は大きいと思っています。

また、これは個人的な考えですが、スカウトを通して採用実績を出すために「採用代行を導入することの価値」をより高めていきたいとも思っています。

スカウトは行動しないと成果が出ないというシンプルな構図が故に、工数不足という大きな壁があります。
その際によく代行(アウトソーシング)が検討されますが、周囲の評判を聞くだけでも「代行が入るとスカウトの質が落ちるのではないか」「求職者目線で見たときに、代行を入れていることでネガティブな印象を持たれるのではないか」という意見が耳に入ってきます。

core scoutでは「代行を入れるからこそ、採用企業価値や採用力の向上に繋がる」ことを実感いただけるよう、取り組んでいきます。

サービス概要

先に記載した通り、core scoutはスカウトを通じた採用支援を提供しています。サービスのご紹介も含め、企業の採用実績を創出するための要素を3つに分けて簡単にご説明します。

1. 質を伴った上での安定的な行動量の担保

2. ノウハウの蓄積

3. クライアント及び社内メンバーの生産性向上(工数削減や業務効率化)

1. 質を伴った上での安定的な行動量の担保
スカウトは「行動しないと成果が出ない」と記載しました。ただ、当然ながら、行動すれば良いというものでもありません。

特に弊社では、エンジニア職種の採用をお手伝いさせていただく機会が多いです。IT人材不足が叫ばれる中、エンジニアの方々は、現在引く手あまた。そんな状況下で闇雲にスカウトを打つだけではすぐにデータベースが枯渇しますし、スカウトへの返信もいただくことができません。選定のクオリティや、配信における細やかな工夫がものをいうのです。

したがって、スカウトを利用する際は質と量を同時に担保することが理想です。その点、弊社では選定→送信のOK率70%以上を基準としており、さらにログインや新着登録などのアクティブ率も複数考慮した上で、質と量の両方を担保できるように取り組んでいます。

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実際の管理表から抜粋

2. ノウハウの蓄積
ノウハウといっても、テクニカルな手法だけを指しているわけではありません。core scoutでは、うまくいった取り組みも、うまくいかなかった取り組み、その両方を「ノウハウ」と定義しています。

たとえば、core scoutでは社内でスカウト開封や返信率を高めるための施策をまとめてナレッジ化していますが、そのナレッジがどの企業でも共通でうまくいくとは限りません。採用する職種や要件、企業の認知度や属性によって結果は大きく変わります。

相性の良し悪しが分かるだけでもどこに注力すべきなのか判断する材料になりますので、core scoutではそのためのアクションがいくつ起こせるかを重視しています。

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クライアント横断の取り組みをまとめた表

3. クライアント及び社内メンバーの生産性向上(工数削減や業務効率化)
スカウト利用の懸念として最も上がるのが「工数不足」です。
人事をはじめ、現場や代表までもがスカウトを打って採用活動を行うことも増えてきました。ただ、人事の方も採用以外の業務を抱えていたり、現場の方や代表はむしろ他業務が主であることがほとんどだったりします。

スカウト代行を通じて採用実績を出すことはもちろん、採用に関わるあらゆる方々が業務に追われるのではなく、必要なことに主体的に取りくみやすい環境をつくることもcore scoutの役割だと思っています。

たとえば、core scoutではお客さま─弊社間で共通認識を持てるように、採用要件を言語化するシートを作成しています。お互いに曖昧になっている要素を取り除くことで、認識のずれや齟齬を減らすことに貢献しています。

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採用要件の言語化シート(一部抜粋)

現在の顧客からの反響、成果

まだサービスを提供してようやく半年くらいが経過したばかりですが、core scoutの導入によって採用実績の創出に繋がっているお客さまも複数いらっしゃいます。

また、データやノウハウを蓄積することで、自社の強みを発見・再認識したり、新たな課題が見つかったりと、行動したからこそ見えてきたことも多いです。

いくつか、お客さまから実際にいただいた声をご紹介します。

- エンジニアリソースを限りなくスカウト業務に割かない運用ができている
- 現場側とのコミュニケーションも円滑に進めていただけており、社内調整を進めていく上で非常に心強い
- 量と質どちらも担保いただきながらご支援いただいている
- 柔軟な対応、チームメンバーに寄り添ってスカウト代行を行ってくれている

人事や現場の方々は採用以外に抱えているため、スカウト送信や振り返り等を満足に実行できていない場合も多いです。当社が支援に入ることで質を伴う行動量を担保し、改善に繋げていくこと自体に価値を感じていただいているようです。

もちろん、採用実績を出すことができればベストですが、仮にうまくいかなかったとしても、その要因と改善策を実行し続けることで少しずつ自社の採用業務を最適化することにサービス提供者としての価値があるのではないかと思っています。

まだまだ至らない点も多いですが、このようにポジティブなコメントを多数いただけており、嬉しい限りです。さらに良い体験を提供できるよう、今後も全力で取り組んでまいります。

今後の拡充予定や意気込み

ここまで私自身の自己紹介や、core scoutについてお話してきました。
最後になりますが、今後については、何かを大きく変えることはせず、採用実績創出のための要素である「質を伴った上での安定的な行動量の担保」「ノウハウの蓄積」「生産性向上」に繋がる取り組みを粛々と実行していきます。

"継続は力なり"
私が最も好きな格言です。コツコツと行動し続け、地道に改善を重ねた上に採用があると思っています(根性論ではないです。笑)
スカウトを通じた採用実績の創出に向けて、クライアントと共に社内一丸となって取り組んでいく所存です。

ご覧いただきありがとうございました!

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